公務員転職 事始め

公務員転職ドットコムの運営メンバーは、全員が公務員出身であり、公務員からの転職経験者です。

そんな私たちが、「自分が転職できるのか?」「自分は民間企業に評価してもらえるのか?」といった、最も基本的で最もいただくことの多い問いに、お答えします。

公務員の皆さまが上記のような不安を抱く一方、実は採用する企業の側も、よほど公務員からの転職に慣れていない限り、
「公務員出身者が我が社に適応できるのか?」
と不安に思っています。

民間企業間での転職が当たり前になる一方、公務員からの転職が進まなかった背景として、双方のこのような不安が障害になってきたのでは?と我々は考えています。

しかしながら、このような不安は、
「公務員は民間企業のことを知らない」
「民間企業は公務員のことを知らない」
ところから生じているにすぎません。
公務員と民間企業、両方の経験がある我々が断言しますが、公務員としてしっかり働いていた人は、民間企業でも問題なく機能します
公務員だろうが、民間企業だろうが、やっていることは同じ「仕事」です。
仕事内容を要素分解していくと、やっていることは大きく変わらないことがほとんどです。

ただし、お互いに相手のことを分かっていないため、公務員からの転職者は転職先の業務内容の理解が浅く、採用企業は転職者である公務員のスキルや知見の理解が浅く、したがって、ミスマッチが生じやすいことは事実だと思います。

本来ならば、転職エージェントがそのミスマッチを埋めるべきなのでしょうが、これまで公務員からの転職がさほど一般的でなかったこともあり、転職エージェントも公務員のことを良く分かっていません。
その結果、公務員の方が転職エージェントの門を叩くと、官公庁向けの営業や公共関連の仕事ばかりを紹介されたり、とりあえず入れそうなところを紹介されたりするのです。

つまり、公務員の転職においては、職務経験を分解した上で、転職を希望される方にどんなスキルセットや知見があるのかを明確にし、それが民間企業のどのような仕事と相性が良いのかを明らかにすることが必要です。
こういった点を言語化していくことで、より良い転職が可能になると考えています。

人余りの時代であれば、民間企業も公務員人材をあえて採用する理由はありませんでした。
しかし、今や日本中が人手不足に陥り、新たな戦力を探しています。

公務員の方にとっては、新しい挑戦のチャンスが到来したと言えます。

一方、転職は一生を左右する重大な転機ですので、自分の人生の可能性が広がる選択を是非していただきたいと思います。

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