人手不足の昨今、世間には転職サービスや転職関連の情報が溢れています。
我々公務員転職ドットコムは、それらに中長期でどのようなキャリア形成をするかといった観点が不足しているように思っています。
みなさんも「次どこに転職するか」は考えると思いますが、65歳や更にその先まで働くことを見据えて、どのようなキャリア形成をしていくか中長期で考えておられるでしょうか?
もちろん、先のことなので、明確にイメージできる必要はありませんが、大きな流れはイメージしておいた方が良いと我々は考えています。
「次」しか考えない転職は行き当たりばったりになりがちです。
もし、どんな会社にでも転職できると言われたら、皆さんはどこに行きたいでしょう?
この問いに答えられるなら、皆さんの中には何らかの夢や理想があります。
一方で、現実に転職できそうな先は夢や理想と随分距離があるかもしれません。
しかしながら、キャリアとは積み重ねです。
もし夢や理想があるのであれば、積み重ねた結果として辿り着けば良いのです。
重要なのは、「次」の転職でその夢や理想に近づくことなのですが、目先のことしか考えていないと、明後日の方向に行ってしまうことが良くあります。
特に公務員の職務経験は特殊ですので、一度の転職で思い通りの方向に行くことは難しいこともあります。
最終的に行きたい方向から逆算で次の一手を考えることが重要です。
このように考えると、転職活動を始めてみて、紹介される仕事や会社が自分の夢や理想とかけ離れていたとしてもガッカリする必要がないことが分かると思います。
我々の記事では、民間企業での職務経験がなくとも、公務員の職務経験を民間企業の職務経験に翻訳する方法を紹介しています。
しかし、仮にそれをやれたとしても、転職エージェントからは、官公庁向けの営業だとか、許認可関連の業務だとか、「公務員」から想像できる安易な解しか提示されないケースもあると思います。
しかし、そのような場合でも、民間に移るための一時的な「橋渡し」の仕事だと割り切って、その後、社内で経験を積んで社内異動で別の部署に移ってキャリアの幅を広げたり、転職でキャリアを修正していく方法があるということも覚えておいてください。