公務員が転職してから戸惑うポイント

公務員が民間企業に転職したとしても、これまでやってきたことを整理し、民間企業にうまく当てはめられれば、十分力を発揮できます。

一方で、公務員と民間企業は文化や職場環境が異なるため、実際転職すると戸惑うポイントがあります。
今回は、公務員が転職してから戸惑う”あるある”ポイントを整理します。

1. 文化の違い
公務員と民間企業では、職場文化に違いがあります。例えば、服装や言葉遣い、働き方に細かな違いがあります。

2. 組織目標の違い
公務員の仕事は、国民や住民のために行うものであり、組織目標が圧倒的に大きく、逆に言えば漠然としがちです。
一方、民間企業は「売上」「利益」「KPI」といった明確な目標を、部門ごと部署ごとと細かい単位で追わされています。

3. 自己アピールの重要性
前述のとおり、民間企業は明確な目標を追わされていますが、それは公務員と比べて成果を圧倒的に評価しやすいということです。
公務員は個人の成果が見えにくいため、逆に黙々と仕事をしてもきちんと評価してもらえることが多いですが、民間企業では自分がやったことはやったと言わないと、手柄を横取りされたり、損をする場合があります。

4. 人間関係の距離感
公務員の職場には、家族主義的な空気感があることが多いですが、民間企業では終身雇用前提の企業でなければ、悪く言えば「その場限り」を前提とした人間関係になります。
公務員と比べるとドライであり、余計なしがらみがなく楽ではありますが、逆にパワハラやセクハラなどには厳しい対応がなされます。

5. 「できない」と言えな
公務員の世界では、ルールに沿って仕事をすることが求められますが、民間企業は「売上」「利益」「KPI」に合わせて組織が運営されています。
したがって、例えば、顧客から無理なオーダーがあっても、簡単に「できない」とは言えません。
やる方向から考えるのが基本です。
安易に「できない」と言うと、後ろ向きな人間だと評価されてしまうので注意してください。

6. ITツールの使い方
民間企業と比べて、公務員はDX化が圧倒的に遅れています。
単にITツールを使っている/使っていない、であれば公務員も使っているかもしれませんが、ITツールの業務への浸透度が全然違います。
たかが手段の話ではありますが、されど今や業務はIT前提で回っています。
民間企業に転職したら、導入されているITツールを徹底的に使いこなす意識で臨んでください

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