政令指定都市から大手通信企業へ「転職すると自分の経験が掛け算になる」

-本日は政令市の市役所から大手通信会社に転職されたBさんにお話を伺います。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。まずは、公務員になられた年を教えてください。
私が公務員になったのは2007年で、2024年8月まで17年間在籍していました。

-もともと公務員になりたかったのですか。
はい、そうです。環境に関する仕事、環境政策がやりたくて、進路としては公務員のみを考えていました。
国家公務員の(当時)Ⅱ種の試験も受けて環境省も考えましたが、より現場に近いところで環境政策の仕事ができそうということで、全く地縁のないところだったのですが、環境政策への取組も熱心だった政令市を選びました。

-政令市に入って、最初はどのような仕事から公務員生活が始まりましたか。
最初は環境政策の部署に入りました。

-それでは希望する部署に配属になったのですね。
はい、希望通りの部署ではありました。
でも、入ってみてからわかったこととして、環境の部署では環境分野の技術職の方が現場の中心だということがあります。
私のような事務職だと技術職の方のバックオフィス業務が中心だったので、それは当初のイメージと違ったところでした。

環境政策の仕事は4年間していたのですが、環境分野は経済分野とも関連が出てくるので、その後は希望して経済政策の部署に異動させてもらい、そこで退職するまで13年間経済政策の仕事をしていました。

-それは具体的にどのようなお仕事でしたか。
商店街の振興や、補助金政策など中小企業支援の仕事でした。
業務としてはとても楽しく、やりがいを感じていました。

-お聞きしていると、公務員時代は総じて希望通りの部署に配属になっていた印象でしょうか。
はい、ありがたいことに公務員時代は概ね希望通りの部署に配属してもらえました。

-そんな中で、どうして17年勤務された公務員を辞めようと思うようになっていったのでしょうか。

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