都内の市役所からスポーツ団体へ「スポーツ普及の仕事をしたいと気付いたら公務員を続けるのが難しかったです」

都内の市役所からスポーツ団体に転職された方のインタビューです。

2011年に都内の市役所に入職し2022年に退職。

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会への出向中にスポーツを仕事にすることを希望するようになり、その後それを実現されました。

-本日はよろしくお願いいたします。まず市役所にはいつ入庁して、いつまで勤務されたのでしょうか。
 2011年の4月に市役所に入庁し、2022年の12月まで約11年半勤務していました。

-そもそも公務員になろうと思ったきっかけはどのようなものでしたか。
もともとは公務員になろうと思っていなかったんです。
「人を笑顔にしたい」という想いがあり、そのために「当たり前を支える」ということを軸に就職活動をしました。

「当たり前を支える」ということで、インフラ企業や通信会社などの総合職を受けていて、通信会社に内定ももらって就職活動は4月で終えていました。
ただ、法学部に在籍していたので、周囲は公務員志望者も多く、そのような中で自分も「当たり前を支える仕事」に魅力を感じていたので、地方公務員試験も受けてみようと思ったんです。

結果的に自宅から程よい距離の市役所から内定をいただき、全国転勤のない環境にもひかれて入庁を決めました。

-他にも公務員試験は受けたのですか。
いや、入った市役所だけなんです。
もともと企業に行こうと思っていたので、試験も試しに受けてみた形だったのですが、受かることができたので、公務員としてのキャリアもいいかと思って入りました。

-それで公務員だったのですね。市役所に入庁後はどのような部署を経験されたのですか。
最初の3年間は公立保育園の管理業務をしていました。

契約職員の雇用や研修、業務委託の管理など、園がスムーズに運営されるよう支える役割でした。
その後の5年間は印鑑登録や住民票などを扱う窓口業務をしていました。職員30人以上の管理をしながら、一日100人近い市民対応を行っていました。
その後、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会に2年半出向し、最後は住民税の賦課を担当する課に戻ってきて1年間勤務しました。

-そのような中で、転職を意識しだしたのはいつでしたか。
最初は、住民票などを扱う窓口業務を担当していた時でした。

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