地方公務員からウェブマーケティング会社へ「本当にやりたいことをするために転職した私の決断」

学校法人から市役所勤務を経て、いまはウェブマーケティング会社で仕事をされている、たくまさんの転職体験談です。

市役所時代から広報誌の改革を実行して確かな手応えを得ていたようですが、市役所だとずっと広報の仕事ができないということで、本当に自分がやりたい仕事、マーケターへと転職されました。

なお、たくまさんはnoteも書かれています。
たくまさんのnote「キャリア迷子の先生」こちらです。
是非こちらもご覧ください!

‐今日はお時間いただきありがとうございます。早速ですが、公務員としてはどれくらいの期間働いていたんですか。

ちょうど7年間ですね。私は最初、学校法人に勤務していまして、その後、市役所に転職して地方公務員として働いていました。その後、現在はウェブマーケティングやオウンドメディアを運営する会社に転職して現在に至ります。

 

‐ありがとうございます。民間から公務員、そして民間というキャリアなのですね。まず、最初の学校法人から、なぜ公務員になろうと思ったんですか。

一番の理由は「安定」ですね。

 

‐それは分かりやすい理由ですね。

はい、前職の学校法人は、少子化の影響などで経営が不安定になっていて、将来への不安があったんです。また、学校法人での働き方がブラックな面もありました。

このまま仕事を続けていてもどうなるのかなと思っていたところ、たまたま自宅に届いた市の広報紙に、「経験者採用」の募集が載っているのを見つけ、妻に「受けてみたら」と言われて応募してみました。

 

‐そうなのですね。役所の中途採用はとても狭き門だったのではないですか。

私の時の「経験者採用」は、筆記試験がなく、面接とグループディスカッションのみでした。

何人が受験したのか分かりませんが、私と一緒に中途採用されたのは5人だったと思います。新卒を入れると20人くらいが同期になります。

 

‐たまたま見つけたことがきっかけで受けた試験に通った時は嬉しかったですよね。

はい、市役所に入ることが決まった際には、「やった」という感じでした。

意外なところでは父親がとても喜んでくれて、私が公務員になることを友人知人に言いふらしていたのが印象的でした(笑)

 

‐それは結果として「その時点では」ということになるのでしょうが市役所に入ることが親孝行にもなりましたね。市役所ではどんな仕事をされていたのでしょうか。

最初は公営企業部の総務課に配属されました。そこでは、財政や庁舎管理、経理的な業務を担当していました。

その後、情報システム関係の部署に異動し、Windowsの更新に伴うパソコンの入れ替えや、Wi-Fiの導入、セキュリティの構築など、庁舎全体のITインフラ整備にも携わりました。

そして最後の2年間は、イベント事業を担当する部署で、市民向けの催しなどを手がけていました。

 

‐希望して入った市役所ですが、仕事をしてみていかがでしたか。

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